ここで宣伝させていただきます。
今月末に、「向島葡萄亭」という店がオープンします。
老舗の味噌問屋だった「遠藤利三郎商店」が、
押上でワインに拘ったビストロを始めてから数年がたち、
人気店として不動の地位を築いてきました。
オーナーの遠藤誠さんという方は、
ワインスクールを自ら作ったしまう程のワイン博士です。
さらに、クリエイティブに大きな理解をくださる方で、
とても貴重な存在です。
そして2店舗目として、向島にアッパーグレード店を出します。
それが「向島葡萄亭」です。
当然、ワインに拘ったお店です。
そのグラフィックデザインを弊社で手がけさせていただきました。
これがメインロゴマーク。
そしてこれが桜橋にちなんで、
ワイングラスで作った桜の花。
インテリアデザインは橋本夕紀夫さん。
ガラリで囲まれた行灯のような外観 |
向島と言えば、芸者さんが日本一多く在籍している町ですね。
そのイメージを踏まえて、なかなか艶のある店内です。
2階は斎藤上太郎さんの織物を天井にあしらった、真っ赤な空間。
これが2階の天井 |
2階がかなりコンセプチュアルなので、
1階の天井にも、何か「日本の美」的な施しを考えてほしいと頼まれました。
1階は木の質感を生かした、焦げ茶色な空間。
天井は升目になっている。
意味も無く日本画のようなビジュアルをあしらってもつまらないので、
以前、作品集を手がけたことがある『江戸の判じ絵』を使うことにしました。
たばこと塩の博物館の岩崎先生にご協力いただき、
面白い天井画ができました。
こんな感じです。
『江戸の判じ絵』ってすごいんです。
ダジャレの天才。親父ギャグづくしです。
たとえばこれ、
肘に木がはえているから「ひじき」です。
つぎにこれは、ダクトの蓋に貼るために細く切り刻んで見づらいのですが、
戸の影に隠れているから「トカゲ」です。
さいごにちょっと難解なやつをご紹介。
上半分の鹿、つまり「し」
そこに矢が刺さっているから「しゃ」
下の方に毛があるので全部合わせて「しゃけ」(鮭)。
すごすぎです。
ダジャレのセンスは現代と何一つ変わらないのです。
すごいぞ日本人。
ちなみにメニューフォルダも緞子張りの豪華仕様。
向島葡萄亭
東京都墨田区向島5-27-10
tel:03-6658-5171
ぜひ一度、足を運んでみてください。本当におすすめです。
料理はフレンチベースの創作系。かなり美味しいです。
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