2011年4月6日水曜日

おおうちは「くじら」だと思って…

浪人中だったかな?
尊敬する先輩から「くじら」のフィギュアをもらった。

“おおうちは「くじら」だと思って 、、、”
 この一言とともに。

何かのお土産って言っていたような気もするし、
誕生日とか、記念日のタイミングでもらったような気もするし、
よく覚えていない。


数回の引っ越しのたびに訪れる断捨離に勝ち残り、
20年近く一緒にいる。

最近ふと見つめながら、
なんで「おおうちはくじら」なのだろうかと考えたりする。
当時は痩せていて、爽やかだったので、外見からくる印象ではないはず(笑)。

ちょっと深読みしてみる。

くじらの食事量はたいへんなもので、
頭数が増えすぎると、魚類を食い尽くす可能性があるらしい。
結果的に自分の食料もなくなるわけだね。

図に乗るといたい目を見るぞ!っていうメッセージだったのかな?
それとも、現在のように太った私を予知して、
食い過ぎ注意と言いたかったのだろうか?

骨とか、髭とか、あぶらとか、
さまざまな道具に利用され、文化推進に貢献した側面を見れば、
くじらと言われることは嬉しい。

 くじらは日本をイメージさせるメタファーであり、
日本芸術のモチーフにも頻繁に登場する。
おめでたい解釈で「おおうちは日本代表」ってことかな?

この歌川国芳の「宮本武蔵と大鯨と鯨涛」なんかを見たら、
外人さんは驚きと感動と同時に 、
「くじら=日本」となってもおかしくない。


ノルウェー、アイスランド、フェロー諸島などは捕鯨推進国なのだが、
シーシェパードの活躍もあって、悪い意味で「くじら=日本」になっている。

これまた微妙な。

まあこの歳になると、余計なことをくよくよと考える。
しばらくはそれで楽しめそう。

先輩には絶対に訊かない。

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